dandelion ~風に立つライオン編~

風に立つライオン」は、1987年にさだまさしさんの作詞・作曲のシングルとしてリリースされ、さださん自身によって小説化されました。さだまさしさんは作詞・作曲も、バイオリン演奏の腕前も、ラジオやコンサートでのトークも素晴らしく、才能のかたまりのような方ですが、小説も書くとは驚きでした。2015には、大沢たかおさんの企画、三池崇史監督 のもと映画化され、私もラストシーンではやるせない思いで涙しました、、、

 

このストーリーの主役は、実在の医師がモデルになっているそうです。今から50年近く前、医療や輸送手段も今ほど発達していない時代に、灼熱のケニアで巡回医療に従事していたなんて、心から敬服します。

 

以下、私が好きな部分の歌詞を抜粋します。

 

 

今更 千鳥ヶ淵で昔きみと見た夜桜が恋しくて

故郷ではなく東京の桜が恋しいということが

自分でもおかしいくらいです

 

やはり僕たちの国は 残念だけど

何か大切な処で 道を間違えたようです

 

診療所に集まる人々は病気だけど

少なくとも心は僕より健康なのです

 

 

 

風に立つライオン (幻冬舎文庫)

風に立つライオン (幻冬舎文庫)

 
風に立つライオン

風に立つライオン